35歳が妊娠のターニングポイント

母親学級の講義で講師の助産師さんが、

「肉体的に見て、産み時は25歳」と言うのを聞いて、ちょっとしたショックを受けたことがありますが、

不妊と年齢に関係はあるのでしょうか? 

 

実は、男性の生殖能力が20代も40代も変化しないのに対して、

女性の体は年齢に比例して妊娠しにくくなっていきます。

 

1965年から1988年に、アメリカ国立保健統計局が調査した結果によると、

妊娠の確率が1年間で最も急激に低下するのは35歳だといいます。

 

これは、閉経の10~15年前くらいから、卵胞数が減少していくこと、卵巣内の健康な卵子が減ること、

ホルモン濃度の変化によって排卵が不規則になることなどが原因だと考えられています。

 

また、40歳以上の女性では自然流産の割合が上昇し、

子宮外妊娠の確率も増加します。

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妊娠を左右する精子と卵子の鮮度

不妊の原因がはっきりせず、年齢によるものだと考えられるときには、

質の高い卵子が排卵されるチャンスを逃さないことが、妊娠するために最も大切なことになってきます。

 

そこで、タイミング法や人工授精といった方法が有効になります。

病院で不妊治療を受けることになっても、いちばん最初に行われる治療はタイミング法の指導です。

 

人間の1回の生理周期あたりの妊娠率は、

およそ20数%と言われていて、大変低いものです。

 

それは、

射精後48時間以内の精子と、排卵後6時間以内の卵子が出会わなければ、精子と卵子の質が低下して、

受精したとしても、気がつかないうちに自然流産してしまう確率がかなり高いのにもかかわらず、

 

人間は他の動物のように受精のタイミングだけに交尾したり、交尾すると排卵するのではなく、

いつでも性交できてしまうから。

 

年齢によって、質の高い卵子を常に排卵できない状態にあるならば、

自然流産の確率はグンと上がります。

 

そこで、タイミングを合わせる方法が有効となってきます。

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タイミング法を実践してみよう!

妊娠のポイントは、排卵したときに精子が待機していることで、

排卵日の前日から3日後までの5日間が最も妊娠しやすいセックスのタイミングと言われています。

 

そこで、排卵日を知ることから始めなければなりません。

 

自力で排卵日を予想するには、3つの方法があります。

ひとつは基礎体温から予想する方法、2つ目はおりものから推測する方法、

そして3つ目が排卵日検査薬を使う方法です。

 

基礎体温をつけていくと、低温期と高温期があるのがわかります。

低温期から高温期へと移るときに、一段と体温が下がる最低体温日があり、

その前日から翌々日の4日間のいずれかが排卵日であると予測できます。

 

基礎体温は重要な指標ですが、体調などに左右されやすいので、決して万能の方法ではありません。

そこで、おりものの状態とドラッグストアなどで購入できる排卵検査薬を併用すると、

より正確に排卵日を予測することができます。

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            (不妊症周期療法 譚定長)


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