子宮筋腫と妊娠の関係

子宮筋腫があっても妊娠できる

子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍で、20代〜50代の女性の4人に1人が持っていると言われています。

 

良性とはいえども、子宮にできるものなので、筋腫の場所によっては、受精卵の着床や成長を物理的に邪魔してしまい、 「 不妊や流産・早産の原因 」 となってしまいます。

 

 

一般的に、子宮の外側に向かって発育する筋腫(漿膜下筋腫・しょうまくかきんしゅ)は、妊娠に影響がないと言われていて、

 

子宮筋層内で発育する 「 筋層内筋腫 」 と、子宮内腔に向かって発育する 「 粘膜下筋腫 」 は、できる場所や状態によって妊娠・出産に影響を与えることがあると言われています。

 

 

これらの筋腫が受精卵の着床を妨げるような場所にある場合は不妊となりますが、
筋腫を持っていても妊娠することは可能です。

 

粘膜下筋腫は、摘出という手段も

子宮の内側に育っていく粘膜下筋腫は、受精卵の着床を妨げ、不妊につながる可能性を持っています。

 

また、経血量が増えたり、貧血を悪化させることもあるので、妊娠前に筋腫核の摘出手術をすることがあります。

 

 

ただし、この手術は子宮内腔に穴を開けてしまう可能性があり、筋腫が原因の不妊は解消しても、今度はそれが不妊の原因となるリスクをはらんでいます。

 

摘出は、ホルモンで筋腫を小さくしてから行い、摘出後もホルモン治療をすることがあります。

 

 

人によって差はありますが、筋腫を小さくするためのホルモン治療が2ヶ月、手術後から妊娠可能な状態に回復するまでに2ヶ月と、ひと言に摘出と言っても時間がかかるものなので、筋腫が原因で長い間不妊に苦しんでいる人からは、 「 もっと早く手術に踏み切ればよかった。 」 という声も聞かれます。

 

 

筋腫摘出後、妊娠し出産するときは、子宮内腔の筋腫を摘出した部分が弱くなっている可能性があるので、帝王切開での出産が一般的です。

 

子宮筋腫は赤ちゃんと一緒に大きくなる!?

筋腫を持っていながらの妊娠で問題になるのは、赤ちゃんと一緒に筋腫も大きくなってしまう可能性があることです。

 

妊娠中に大量に分泌される卵胞ホルモンは、子宮筋腫の発育を促すとされていて、筋腫が大きく育つ原因となります。

 

また、お腹の赤ちゃんに栄養が送り込まれると同時に、筋腫にも栄養が与えられることも、筋腫が大きくなる原因です。

 

 

大きくなった筋腫は、赤ちゃんを圧迫するなど物理的な影響を与え、
流産や早産の原因になる可能性があります。

 

 

たとえ筋腫が大きくなっても、妊娠中は摘出などの処置はできません。
そこで、妊娠前の筋腫核の大きさが5〜6cmある場合は、摘出手術を勧められることが多いようです。

 

それが妊娠に影響がないとされている漿膜下筋腫であったとしても、大きな筋腫を持ちながらの妊娠は不安が多く、 「 そのような精神状態が赤ちゃんに良い影響を与えるはずがない。 」 と摘出を勧めるお医者さんもいるようです。

 

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